麺とパン、ときどきカレーとお菓子【東京近郊たべあるき】

東京近郊を中心にラーメン、うどんといった麺類やカレーを中心とした「B級グルメ」、パン、お菓子などを中心に紹介していきます。

和食のように繊細な淡麗ラーメン。本郷三丁目「中華蕎麦にし乃」

コロナ禍を挟んで久しぶりに「中華蕎麦にし乃」に行きました。
本郷三丁目を代表する人気店ですが、昼時でもすぐに入れる日もあります。
ミシュランも受賞したとのこと。

f:id:men-to-pan:20230509003129j:image

中華そばは900円。

麺は細麺で、チャーシュー2枚とほうれん草、ナルトとシンプル。
ナルトは最近では珍しいですが、レトロな器と相まって雰囲気があります。

ダシを味わう感じの淡麗醤油ラーメンで、醤油は抑えめでほんのり響きます。

スープが熱いときと、冷めたときで味が変わるよう調理されているとのこと。
私はそこに気づく前に食べ切ってしまいましたが、熱々のままで食べ切った食事はしたことがある一方、冷めてもおいしいという視点は少なくともラーメンではありませんでした。

一味をほんの少し入れることがおすすめで、ピリッと引き締まります。

近場の系列店で閉店した「ぷれじでんと」は、町中華のラーメンを追求した印象でしたが、こちらは和食寄りのラーメンという印象です。

表現はむずかしいのですが、出汁を中心に麺やチャーシューなどすべての具材を楽しむ食べ物という感じで、麺やチャーシューなど、なにかが突出しているのではないという印象です。ラーメンですが、高級そばなどに近いかもしれません。

食べたあとに思ったのですが、ワンタンも一緒に注文して、途中から投入するとワンタンのジューシーさがスープに広がって二度楽しめるかもしれません。

前回の記録を読み直すと、味付け替え玉を頼んでいたので、加齢とともに胃袋も小さくなったようです。

洒落た店内で一枚板のようなカウンターで味わえます。

中華蕎麦にし乃ラーメン / 本郷三丁目駅水道橋駅湯島駅
昼総合点★★★★ 4.0